7月30日(土)に第2回「こども農業塾」をおこない、小学生12名と弊社社員11名が参加しました。
青空の下、田んぼとその周辺の観察から始まりました。6月に植えた苗は70cmほどに成長し、濃い緑が一面に広がっていました。田んぼを覗き込むとたっぷり張ってあった水がありません。これは、「中干し」という作業で、水を抜くことで根はりが良くなって稲全体に栄養分が行きわたるそうです。続いて、夏野菜のナスとピーマン、トウモロコシを収穫しました。
午後からは仁川広河原へ移動し、みんなで川の生き物観察です。生息していそうな場所を探しては網でゴソゴソ。珍しい生き物や大きい生き物を見つけようと、子どもたちは夢中になっていました。ヨシノボリやドンコ、サワガニ、ヤゴの幼虫、カワニナ(ゲンジボタルの食べ物)など数種類の生き物を捕まえることができました。それぞれの特徴や見分け方を教えると、子どもたちは真剣に聞き入っていました。
●田んぼの観察
田んぼではバッタやカエル、周辺の水路ではザリガニを捕まえました。
●ピーマンの収穫
おなじみのピーマンの他に、ししとうと万願寺とうがらしも収穫し、家に持って帰りました。
●トウモロコシの収穫
6月の苗付けから約2ヶ月。たくさんの実をつけていました。
●川の生き物観察
冷たい水が心地よく、服が濡れてもおかまいなし。社員も川遊びを楽しんでいました。
甲山でいろいろな生き物が見られるのは、農地において無農薬で作物を育てたり、外来種が拡散しないようにするなど、さまざまな人が豊かな自然を保つために努力されている証であり、今回はそのことを実感する活動になりました。
次回9月10日(土)は、稲刈りをする予定です。